製本用語集

だんボール (段ボール)corrugated board

主に外装に使われる包装用の板紙の一種。波形に変形した中芯の片面または両面にライナーを貼った。片面段ボール・両面段ボール・複両面段ボール・複々両面段ボールがある。段の細かさによってA段・B段・C段・E段などに分けられる。段ボールを箱にするためには、プリンタースロッター(printter slotter)という機械で印刷と溝切りを行い、ホルダーグルアー(folder gluer)で折り曲げて耳を糊で接合する。接合部はこのほか、ステッチング(stitching)によるもの、ガムテープによるものがある。表面を白くしたり着色したもの、耐水加工を施した耐水段ボールもある。破裂強さにより5段階あり、収容する内容物の重量を規定している(JIS Z 1506)。破裂強さの大きい段ボールには、波状の板紙の両面に強靱なクラフトライナーを貼り合わせる。