製本用語集

たんしきでんぴょう (単式伝票)

1枚ずつ単独に記入して使用する伝票。1冊に伝票製本しているが、1枚ずつの紙葉は同一の様式に印刷されている。裏カーボンは印刷されていない。また紙葉間にカーボン紙をはさんで複写をとる必要がないので、製本のさい下敷き・カーボン紙等のセットは要求されないのが普通。用紙は、上質紙・筆記用紙・更紙・薄葉紙・タイプ紙・薄模造紙等が使われる。表紙・台紙以外、中身の伝票用紙は同じ紙質に揃っている。一定枚数を背固めしてマーブル紙で巻いて仕上げる背巻きが多い。背固めだけでマーブル巻きのないものもあり、天糊には着色接着剤を使用する(色糊・色天)。表紙を背の部分で裏面に折り曲げて台紙と貼り合わせる便箋巻きの様式、背固め後、針金とじしクロス巻きする針金とじの様式等もある。便箋、メモ、レポート用紙、原稿用紙、届出用紙、入紙金伝票、仕切り書、請求書、領収書等が「単式伝票」である。