製本用語集

たちわり、たちわけ (裁ち割り、断ち分け)cutting paper in size

付け合わせの印刷分の場合、あら切りがそのまま化粧裁ちになる場合をいう。「一本断ち」ともいう。1枚の印刷紙の中にペラの口絵になるもの、折丁にするもの、あるいは2台分の折丁が一緒に印刷されていることがあるので、それぞれに断裁(断ち割り、断ち分け)して後工程に行く。A全判にはA5判・32ページ、B全判にはB5判・32ページの面付が通常の1台分として印刷されている。製本所はこれらの刷り本を加工するために、16ページ単位のものでは二裁に大断ちし、8ページ折りでは四裁に、4ページ折りでは八裁断ち分けする。その他、三つ折り・観音折りなど特殊な折り仕様の場合はそれぞれの指定の寸法に断ち分けされ、ダイレクトに丁合機にかけられる。付け合わせした印刷面の間に「ドブ」がとってある場合は、断ち割りしただけでは仕上げ断ちにならない。