製本用語集

ともがみ (共紙)

書籍や雑誌類の付き物を本文と同質の紙でつくる事を共紙という。口絵等はアートコート紙等にカラー印刷したり、トビラは本文用紙と雰囲気の異なる用紙を使うのが、伝統的な出版技法だったが、本文中にカラー部分も取り込む(あるいは口絵等も本文用紙と共紙を使いカラー印刷する)等、1冊の本を全部同じ紙質によってこしらえる、欧米と同じ出版事情になっていることを物語る。「共紙表紙 self cover」は、折丁の外側のページをそのまま表紙にあて、中身と同じ紙の表紙になる。パンフレット類などに多く見られる。