製本用語集

けしょうだち (化粧断ち)trimming

印刷物や本の中味を仕上げ寸法どおりに性格に断裁すること。とくに多ページ製本で各種版式が混在すると、全紙寸法が極端に異なり造本上支障をきたす。この場合は折り工程前に化粧断ちを行う 印刷前の白紙は、全紙判の状態が菱形、あるいは寸法不揃いになっているので、断裁オペレーターの技術により寸法を統一し、なおかつ菱形を修正しながら紙の四方面を切り、正確に断裁寸法を統一する。白紙の化粧断裁には12種類の化粧方法がある。片面突き当て化粧 片面突き当て紙粉化粧 両面(天地)化粧 両面(紙粉)化粧 縦三方化粧 縦突き当て三方化粧 縦三方化粧二度断ち 四方化粧 四方化粧二度断ち 製本仕上げのための化粧断ちは、ハリ・クワエの位置から判面の直角がとれるように、最大寸法に断裁する。大判ポスター等は刷本の四方を断ち落として化粧断ちになる。印刷面と紙面の直角がずれているときは、断裁機バックゲージに若干の角度をつけて絵柄に合わせて直角に化粧断ちを補正することができる。