企業の動き【2020年01月】

業務プロセス革新を支援 ◆リコー

リコーは、納品書の処理業務プロセスをデジタル化し、中小企業の生産性を革新するクラウドソリューションとして「RICOH Cloud OCR for納品書+BPOサービス」を発売した。「RICOH Cloud OCR for納品書+BPOサービス」は、紙の納品書を文字データ化するクラウド型AI帳票認識OCRソリューション。紙の納品書を複合機でスキャンする、もしくは納品書のPDFデータをクラウドにアップロードするだけで、リコー独自の帳票解析技術と画像処理技術を搭載したAI(人工知能)が、事前の帳票を定義せず納品書に記載された納品日、仕入元企業名、商品コード、商品名、数量、金額などの情報を自動認識し一括データ化する。

Indigo対応特殊インキ発売 ◆日本HP

日本HPは、商業印刷向け「HP Indigo 7900 デジタル印刷機」に対応する特色インキ「HP Indigoエレクトロインキシルバー」の販売を開始する。メタリックカラー印刷の実現により、アプリケーションの拡大や高付加価値サービスの提供を支援する。同社はすでにラベル&パッケージ向け印刷機「HP Indigo 6900デジタル印刷機」向けに「HP Indigoエレクトロインキシルバー」を提供している。今回の販売開始で、商業印刷のアプリケーションでもシルバーインキの高付加価値デザインが可能になる。用途はグリーティングカード、結婚式の招待状、装丁、名刺、パンフレットなどが想定される

世界のブックデザイン展開催 ◆凸版印刷

凸版印刷の印刷博物館は、P&Pギャラリーで、12月14日から来年3月29日まで、「世界のブックデザイン2018-19」展を開催している。同展では、今年3月に開催された「世界で最も美しい本コンクール」の入選図書11点に、7カ国(日本、ドイツ、オランダ、スイス、オーストリア、カナダ、中国)のコンクール入選図書を加えたおよそ170点を展示している。会場内では、各国のコンクールで受賞した作品を実際に手に取って確かめながら、世界の優れたブックデザインと造本技術を楽しむことが出来る。

旅行の動画投稿サービス開始 ◆共同印刷

共同印刷は、JTBグループで旅行・ライフスタイル情報の出版・販売、Web関連事業を手がけるJTBパブリッシングと協業し、「旅とおでかけ」の動画投稿プラットフォームサービス『たびのび』を開始した。『たびのび』は、動画コンテンツに興味がある20~30代女性をメインターゲットとしたCGM(SNSや口コミサイトのように、インターネット上で一般消費者がコンテンツを投稿することで形成されるWebメディア)型の動画投稿サービス。動画投稿・共有コンテンツ需要増と5Gを見据え、旅好きのユーザーが集まり、旅のアイデアや思い出、ライフスタイルを動画としてアップロード、共有し合いながらコミュニケーションがとれる新しい動画プラットフォームとして開発した。

UVインクが環境認証取得 ◆日本アグフア・ゲバルト

日本アグフア・ゲバルトが国内で販売するサイン&ディスプレイ向けUVインクジェットインク「Anuvia(アヌビア)1250/1551」、「Anapurna(アナプルナ)1200/1501」が環境に配慮した製品として米国の環境認証『GREENGUARDゴールド認定』を取得した。GREENGUARD認証は室内の大気汚染と化学物質放出のリスクを軽減させるために定められた化学排出物に関する厳しい規格を満たした製品に与えられる。今回アグフアが取得したGREENGUARDゴールド認定の取得基準では360を超えるVOC及び化学物質排出量の制限をクリアし、学校や医療施設のようなデリケートな屋内環境での使用ができるよう、よりVOCの総排出量を抑えた製品であることが求められている。

フォント提供アプリをリリース ◆モリサワ

モリサワは、12月17日より、モリサワフォントがiPadで使えるフォント提供アプリ「MORISAWA PASSPORT for iPad」をリリースする。これにより、今までのデスクトップ上での作業に加え、iPad上でもモリサワフォントを使うことができるようになり、今まで以上にデザインの幅を広げることが可能になる。近年、iPadなどタブレット端末の存在感が増している中、デザイン業界でも、今まで主流だったデスクトップ上でのデザインやクリエイティブ環境に加え、タブレット端末上の環境の充実が急務となっている。モリサワは、2019年6月に開催されたApple開発者向けカンファレンス「Worldwide Developers Conference(WWDC)」において、iPadOSへのフォント提供を発表。今回のアプリリリースは、その発表に伴うもの。

機能性ノート「Pionero」を商品化 ◆トキワメディアサービス

トキワメディアサービスは、アジロ製本と剥がれ製本を一体化した機能性ノート「Pionero(ピオネロ)」を新たに商品化した。新商品のPioneroノートは、「アジロ」と「剥がれ」を1冊に製本。表の表紙からアジロ、裏表紙から剥がれ製本にすることで両方の製本を同じノートで使うことが出来る。機能性ノート「Pionero(スペイン語の開拓=ピオネロ)」は、システム手帳、ルーズリーフなど数種のリファイルフォームでA5、バイブルサイズ、B5サイズの種類がある。日付スケジュール、曜日スケジュール、議事録、ToDoリスト(やることリスト)、方眼ノート、横罫ノートなど7つのフォームを組み合わせることが出来る。ピオネロは小ロットから大ロットまでトキワメディアサービスが製造して提供する。

イベント情報&業界ニューストップへ