業界の動き【2019年08月】

WPCF2019ロンドン出張報告会 ◆日印産連

日本印刷産業連合会は7月3日、日本印刷会館で、5月にロンドンで開催されたWPCF(世界印刷会議)2019ロンドンの出張報告会を開いた。報告会では、杉村亥一郎専務理事、広報部の石橋邦夫氏、新井一輝氏が、WPCF2019や、ロンドン大英博物館で開催されたマンガ展「The Citi exhibition Manga」の概要、英国書店事情、英国の印刷産業動向などを報告し、海外の最新情報を提供した。英国の印刷業界は、雑誌・新聞分野で日本と同じように年々減少しているが、書籍が増加傾向にあり、2008年と2017年を比べると16%増加していると述べ、オーストラリアや香港などの先進国の印刷市場が減少し、中国やインドで大幅に増加していると紹介した。

DMを見直すセミナーを開催 ◆フォーム工連

日本フォーム印刷工業連合会は6月17日、テレコムセンタービルで、日本ダイレクトメール協会、PODiと共催でセミナー「なぜ、いまDMなのか!」を開催した。セミナーでは、グーフの岡本幸憲社長、IDOMの目黒友氏、ディノス・セシールの石川森生氏、フュージョンの吉川景博氏の4人をパネラーに、PODiの亀井雅彦氏がファシリテーターを務め、DMをキーワードに印刷メディアの可能性が語られた。各社の取り組み紹介の後に行われたパネルディスカッションでは、印刷会社の顧客への正しい提案の仕方などが話し合われた。岡本社長は「とにかくわかりやすく伝えるということを常に念頭に置くべき」と語った。