「大漢和辞典」デジタル版11月に発売

親字5万字超、熟語50万収録

 大修館書店は、創業100周年記念企画として「大漢和辞典デジタル版」を11月28日に発売する。『大漢和辞典』は古今の辞書・文献を渉猟して、親字5万字、熟語50万語を収録した世界最大の漢和辞典。大修館書店の創業者である鈴木一平が発案し、漢学者である諸橋轍次に編纂を依頼。1927年に編纂が開始され、1925年から補巻が刊行された2000年まで75年を費やして完成され、諸橋大漢和と称されることもある。
 5万文字という膨大な親文字と、詩経・論語・孟子・老子・荘子など古今の書物から収集した膨大な数の熟語のほか、篆書の文字1万、掲載熟語の検索ができる語彙索引などを有し「親文字5万余字、熟語53万余語を収録した世界最大の漢和辞典」であり、修訂版刊行の際には、漢字の本家たる中国の政府からも500セットの一括発注を受けた。
 発刊以来、大学や研究機関での研究はもちろん、寺社での戒名選定や祝詞作成など、様々な場で活用されるとともに、日本の文字コードの策定にあたって、文字を同定するための参考図書として大きな影響を与えた。
 この膨大な収録数を誇る『大漢和辞典』をPC1台に収めた「大漢和辞典デジタル版」は書籍の巻数にして13巻(索引2巻を除く)、ページ数にして1万ページを優に超える情報をPC上で簡単に検索できる。
 販売価格は通常価格13万円のところ、2019年3月末まで発売記念特価として10万円で販売。商品形態はUSBメモリ1本・化粧函入り、商品仕様はWindows7以降に対応しUSBメモリからPCのHD/SSDへインストールする。HDまたはSSDに20GB以上の空き容量が必要でUSB1本につきPC1台のみインストール可能。
 特設サイト:https://www.taishukan.co.jp/daikanwa_digital/

イベント情報&業界ニューストップへ