業界の動き【2018年2月】

MUDコンペの受賞作発表 ◆全印工連

全日本印刷工業組合連合会が主催する「第11回メディア・ユニバーサルデザインコンペティション」の最終審査会が12月20日、東京都杉並区の日本印刷技術協会で開催され、一般の部、学生の部の経済産業大臣賞各1点をはじめ、優秀賞、佳作と、小学生の特別賞合わせて、20作品が選ばれた。一般の部の経済産業大臣賞には、秋田印刷製本の「コミュニケーションカード」が、学生部の同賞に大阪市立デザイン教育研究所の安藤綾音さんの「水の事故防止教室」が選ばれた。

世界の広告費成長へ ◆電通

電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」(英国ロンドン市)は、世界59カ国・市場から収集したデータに基づき、世界の広告費成長率予測を取りまとめた。世界の広告費成長率は、中央および東ヨーロッパを除く世界各地で成長がやや鈍化したことに伴い、2017年は2016年対比で低下する見込みだが、2018年は世界の広告市場の3分の1を占める北米をはじめ、アジアパシフィックやラテンアメリカでの成長が上向くことから、2017年を上回る3.6%の成長となり、総広告費は5,895億ドルになると予測する。

高速インクジェット伸びる ◆IDC Japan

IT専門調査会社IDC Japanは、国内プロダクションプリンター市場に関する2017年第3四半期の実績を発表した。プロダクションプリンターの出荷金額は60億8,000万円で前年同期14.6%減少した。プロダクションプリンター市場は縮小したが、高速インクジェットプリンター出荷金額は前年同期比67.7%増の20億6,000万円となり、プロダクションプリンター市場の3分の1を占めるまでに成長した。

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