「ふくしまのいろ」14色を選定

文化・風土を反映した地元の色で地域をPR

福島県印刷工業組合では、平成29年5月から、「ふくしまの伝統色事業~ふくしまの伝統色彩調査と色彩文化の保存・発信~」を進めてきた。この度、その調査にもとづき、福島県の風土や文化を色濃く伝える14色を選定し、「ふくしまのいろ」と名付けた。色彩対する嗜好性は、国ごと、地域ごとに異なること、さらに色彩に対する印象は、それらの色が地域の風土や文化に根差したものであり、人々の暮らしの中に溶け込み、受け継がれてきたものであるとのこから、14色からなる「ふくしまのいろ」が選定されている。
「ふくしまのいろ」のテーマには、鶴ヶ城やモリアオガエル、もも、白川ダルマ、あんぽがき、大内宿、石炭など、観光地から物産品、あるいはモリアオガエルのような地域の自然を代表する生き物にいたるまで多様。
各色を紹介すると、『つるがじょう』C51/M97/Y74/K0、『しみどうふ』C3/M9/Y19/K0、『たきざくら』C0/M49/Y8/K0、『もりあおがえる』C79/M14/Y100/K0、『もも』C0/M80/Y58/K0、『いわせきゅうり』C98/M62/Y95/K0、『しらかわだるま』C8/M95/Y100/K0、『おおぼりそうまやき』C62/M32/Y60/K0、『あんぽがき』C0/M65/Y100/K0、『いなわしろこ』C95/M38/Y0/K0、『おおうちじゅく』C34/M53/Y100/K0、『しおやさきとうだい』C2/M2/Y4/K0、『ながとこ』C0/M25/Y100/K0、『せきたん』C12/M18/Y20/K100。
実行委員会ではふくしまの伝統色を探すうえで、中通り・浜通り・会津地方の3地区の魅力を再発見し、見つめ直す貴重な体験になったとコメントしている。「ふくしまのいろ」14色選定に伴い、ロゴマークも制作。これをもとに県内外に広く発信し、選定した色を未来へも伝えていきたいとしている。

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