業界の動き【2017年7月】
用紙値上げに反対声明 ◆日印産連
日本印刷産業連合会および印刷関連団体10団体は6月5日、製紙各社が4月1日出荷分からの印刷・情報用紙の値上げを発表したことを受け、日本製紙連合会を訪問し、用紙値上げが印刷需要の縮小につながりかねず、結果としてさらなる用紙需要の減少を招きかねないことを説明した上で、反対声明文を手渡した。
PrintNextポスター発表 ◆PrintNext実行委員会
来年2月10日、大阪市中央公会堂で開催される全国印刷業界団体青年団体3団体が主催の「Print Next2018」(山本素之実行委員長)のフライヤーとポスターがこのほど発表された。全日本印刷工業組合連合会全国青年印刷人協議会、全国印刷緑友会、日本グラフィックサービス工業会青年部SPACE-21の青年部3団体が運営する同イベントは、「強い会社になる為に、そして企業を永く継続する為に。」をテーマに掲げている。今回のテーマに合わせ、フライヤー・ポスターでも使用している大会名の文字は、次世代へ"継続する""繋ぐ"をイメージした"矢印"をあしらい、フォントも今大会のキーワードである"強さ"を表現している。また、大会ロゴは、業界人なら誰もがわかる"トンボ"のイメージをベースにPrintNextの頭文字の「P」と「N」を組み合わせて構成している。
パッケージ市場が伸張 ◆矢野経
矢野経済研究所が発表した「パッケージ印刷市場に関する調査」によると、2015年度の国内パッケージ印刷市場規模(事業者売上高ベース)は1兆3,392億3,500万円、前年度比1.3%増となった。軟包装分野が拡大推移する中で、紙器分野も2015年度は微増で推移している。2016年度も軟包装分野は引き続き拡大、紙器分野もほぼ横ばいで推移する見通しで、2016年度のパッケージ印刷市場規模は1兆3,526億円、同1.0%増となる見込みである。また2017年度の同市場規模は1兆3,570億円、同0.3%増と予測する。