楽天ブックスへPOD書籍のデータ取次開始

全国2,000以上の書店でPOD書籍の注文・受取りが可能

出版デジタル機構は、オンライン書店「楽天ブックス」を提供先とするPOD(プリント・オン・デマンド)データの取次サービスを開始した。これにより、「楽天ブックス」だけでなく、同サービスと契約している全国2,000以上の一般書店からも出版社が提供するPOD書籍を注文でき、早ければ注文の4日後には受け取ることができるようになる。
今回のサービスを開始するにあたり、出版デジタル機構は、電子書籍の流通を支えてきた実績を活かし、出版社から預かったPOD用PDFデータを「楽天ブックス」に取り次ぐシステムを構築している。これにより、読者は欲しいけれど流通していない書籍でも、身近な一般書店や「楽天ブックス」を通じて購入できるようになる。
一方、出版社にとっては、在庫の無い書籍でも書店からの客注(取り寄せ注文)に対応することが可能となり、眠っていた過去の資産を再び市場に提供・販売していく機会を得ることができる。
出版デジタル機構はこれまでも、Amazon、三省堂書店、万能書店にPOD用PDFデータを取り次ぎ、POD書籍の販売実績管理、出版社への売上分配を行ってきた。また出版社に対しては、紙書籍・電子書籍・POD書籍のデータ製作を一元化するサービス「Picassol」の提供などを行い、出版社がPOD事業に参入しやすい環境づくりを推進し、提供コンテンツの拡充を図っている。
出版デジタル機構では、電子書籍取次事業において1,000社以上の出版社および50社(700サイト)以上の電子書店と連携し、43万点以上の電子書籍データを流通させ、国内電子書籍市場の拡大を推進してきた。今後も、全国の一般書店でPOD書籍の販売を可能とする本サービスの提供を通し、出版業界における紙書籍の新たな流通チャンネル開拓を目指すとしている。

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