企業の動き【2017年3月】

サービスに不動産向け看板追加 ◆佐藤文誠社

佐藤文誠社(東京都新宿区)はこのほど、自社が運営するECサイト「DORESURU(ドレスル)」の新サービスとして、「不動産向け看板」を追加した。同サービスは、主にアパートやテナント物件、駐車場、屋外施設で利用される「入居者募集」などの看板をサイトから発注できる。また、各社オリジナルの看板製作も行える。

学問のすゝめの復刻版を寄贈 ◆水野写真製版所

水野写真製版所(東京都中央区)は創立90周年を記念して、ミズノミュージアム所蔵の福澤諭吉「学問のすゝめ」初版本の限定復刻版を100セット制作し、印刷図書館に1セット寄贈した。1月31日、寄贈式が行われ、同社代表社員でミズノプリテックの水野雅生会長が印刷図書館の神戸好夫常務理事(日本印刷産業連合会専務理事)に「学問のすゝめ」復刻版を手渡した。「学問のすゝめ」復刻版は桐箱入りの豪華装丁本。原本に近い紙の風合いを印刷で表現し、和綴じで仕上げている。また、現代語訳と解説、水野雅生氏による「日本の近代を築いた本『学問のすゝめ』の初版を復刻して」の小冊子が付いている。

SNS活用のプロフィールカード ◆螢印刷

螢印刷(大阪市住之江区)は2017年1月にプロフィール写真入りカード作成サービス「PROCA(プロカ)」を開始した。TwitterやFacebook、Instagram、LINEと連携することで、プロフィール写真入りのカードを簡単に作成・注文できる。カードのサイズは名刺の半分。50枚入り1,500円で販売している。

スブリマコンで2つの金賞 ◆秋田活版印刷

秋田市の秋田活版印刷は、日本アグフア・ゲバルトが主催する印刷コンテスト「:Sublima+Printing Contest2016」の「写真集・冊子部門」と「カレンダー・ポスター部門」で金賞を受賞した。「写真集・冊子部門」で金賞を受賞した「神の宮 伊勢神宮/出雲大社"増浦行仁写真作品集"」は伊勢神宮と出雲大社を題材にした高精細の写真集。

プリントタイルに新柄追加 ◆金羊社

金羊社(東京都大田区)は、オーダーメイドのプリント壁タイル・床タイル・塩ビタイル製作や、オリジナルプリントタイルを製造・販売する「CRIOS(クリオス)」に新柄80種類以上を追加した。プリントタイルはタイルに絵柄をプリントし、表面に特殊なコーティングを施した建材。これまでの焼き物のタイルでは、コスト・納期などを理由に実現できなかった多彩な表現を可能にした。

川島工場を披露 ◆凸版印刷

凸版印刷は1月27日、新春記者懇談会を開き、出版印刷分野の総合生産拠点である川口工場(埼玉県川口市弥平)を公開した。川口工場は、約100億円を投資して新棟を建設し、大きく変化する出版市場環境に迅速に対応するため、点在していた印刷、製本設備を集約・更新。川口工場を出版印刷分野の総合製造拠点として再構築した。最新設備の導入により雑誌、書籍、コミックス、すべての出版物の一貫生産体制を強化し、生産の効率化、短納期対応、小ロット多品種対応を実現する。また、エネルギーの利用状況、生産状況の見える化や、人・モノ・作業の管理強化によるセキュリティ性を向上させた。

東京書籍と地域産業振興支援 ◆凸版印刷

凸版印刷は東京書籍と、学校授業の一環として小中高生の地域産業への理解促進による就業者確保を目的とした、地域産業振興支援サービス「しごとしらべ」を3月から開始する。「しごとしらべ」は、凸版印刷の事業推進・情報活用力と、東京書籍が持つ教育分野の知見を組み合わせることにより、授業を通じて小中高生が地域の産業を知り、将来の担い手となることを支援するサービス。

ウイルコと業務提携 ◆日本創発

日本創発グループは2月13日、ウイルコホールディングスと包括的業務提携を行うことを決議したと発表した。ウイルコホールディングスグループは、情報・印刷事業、メディア事業及び知育事業を中心に事業を展開している。

チャリティコンサート盛況 ◆千修

千修および千修吹奏楽団主催の「第30回千修吹奏楽団チャリティコンサート」が、1月28日、東京都文京区の文京シビックホールで開催された。同コンサートは、『目の不自由な人に光を』を合言葉に、1966年から開催されている。今回は、第1部がバグパイプステージとジャズピアニストの綾戸智恵さんによるゲストステージ、第2部は千修吹奏楽団ステージとスペシャルステージの構成で行われた。

InDesginマスターがセミナー ◆日経印刷

日経印刷は2月23日、東京都板橋区のグラフィックガーデンで、「InDesginマイスターが教える超効率テンプレート作成術」セミナーを開催した。同セミナーは昨年、日本グラフィックサービス工業会が主催する「トップオペレーター発掘プロジェクト!第2回InDesginコンテスト」で優勝し、InDesginマイスターに輝いた同社制作部制作課主任の戸田大作氏が講師を務めた。InDesginの初期設定変更から、段落スタイルの設定、効率的なテンプレートの作成を3つのステップで解説。初級から中級のInDesginユーザーのスキルアップを支援した。

キヤノンPPSと販売契約 ◆岩通

岩崎通信機は、キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンプロダクションプリンティングシステムズ(以下、キヤノンPPS)と産業用デジタルラベル印刷機「LabelMeister(ラベルマイスター)」の販売契約を締結したと発表した。キヤノンPPSは2月中旬からLabel Meister EM-250Wの販売を開始する。LabelMeister EM-250WはUV硬化型インキを用いたデジタルラベル印刷機。フィルム印刷に欠かせない白インク印刷に対応するほか、最高50m/分の出力速度を持つ。

ユーザー情報誌の最新刊 ◆三菱製紙

三菱製紙はこのほどユーザー情報誌『TALKING PRISM vol.57』を発行した。TALKING PRISMは導入ユーザーの紹介にとどまらず、各社の活用方法や工夫、三菱製紙の感材製品・CTPの効果が具体的にレポートされている。今回報告されているのは5社。▽トミナガ▽相互製版▽武田紙工▽細見印刷所▽あさひ高速印刷

統合ワークフローを構築 ◆KOMORI、SCREEN GP

小森コーポレーション(KOMORI)とSCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズ(SCREEN GP)はこのほど、プリプレスから印刷、ポストプレスまでの工程の自動化に向けた統合ワークフローを構築し、水上印刷(東京都新宿区)への導入および実証テストを開始した。KOMORIとSCREEN GPは工程管理システム「KP-Connect Pro」(KOMO RI)とユニバーサルワークフロー「EQUIOS」(SCREEN GP)の最新バージョン ver5.0を融合。CTPセッター「PlateRite」、オフセット枚葉印刷機「Lithrone Gシリーズ」、29インチ枚葉UVインクジェットデジタルプリンティングシステム「Impremia IS29」によるハイブリッドプリンティング工程の自動化を水上印刷で実現。さらに、後加工機とのJDF連携を図ることにより、プリプレスから印刷、ポストプレスまでを統合管理するワークフローを構築した。

東北復興支援の封筒発売 ◆山櫻

山櫻は2月21日、「封筒 東北コットンCoC」を発売する。新製品は「東北コットンプロジェクト」で栽培された綿(コットン)の茎から採った繊維と、森林認証パルプを原料に作られた用紙を使用している。この封筒を使うことで、東日本大震災の津波被害により稲作等が困難になった農家の復興支援につながる。「東北コットンプロジェクト」は綿を栽培し、さらに紡績、商品化、販売までを一貫して行うことで、東北の農家の新規農業形態を支援するプロジェクト。

プレミアムフライデーに賛同 ◆コダック

コダック ジャパンは、経済産業省が官民連携で推進する「プレミアムフライデー」に賛同し、2月17日より、下記のとおり取り組みを開始した。「プレミアムフライデー」は、一般的には毎月月末の金曜日のみが対象日となっているが、同社では、毎週金曜日を「プレミアムフライデー」の対象日とすることで、社員のワークライフバランスのさらなる向上を目指すとしている。

SONORA賞に8社選定 ◆コダック

コダックはこのほど全世界の印刷会社の中から、2016年度「SO NORA Plate Green Leaf賞」の受賞企業8社を選出した。2014年に発足したこの賞は、様々な環境対策の実践を通して、環境負荷軽減への取り組みで特に優れた実績をあげたユーザーを表彰するもの。2016年度は、Reynolds and Reynolds社(アメリカ)、Informco社(カナダ)、Groupe Estimprim社(フランス)、Royalpack社(ポーランド)、UVO Communication社(南アフリカ)、株式会社大鹿印刷所(日本)、Kava Printing社(中国)、NPE Print Communications社(シンガポール)が受賞した。

デジタルエンボスシステム常設 ◆SCREEN GP

SCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズは、ショールーム『ホワイトカンバス MON-NAKA』(東京・江東区)にUVインクジェット方式のデジタルエンボスシステム「Scodix Ultra Pro+Foil」を設置した。同機はUVインクジェット方式により、無版でスポット厚盛りニスに対応する他、インライン接続できる専用の箔処理装置「Foilユニット」との組み合わせにより、箔とニスをワンパスで処理。デジタルによる箔加工に対応することで、後加工を駆使した印刷物への付加価値創出を提供する。

TagG Informatique社と協力 ◆SCREEN GP

SCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズはこのほど、TagG Informa tique社(フランス)と協力し、AFP/IPDS対応の同社の「IPDSコントローラー」を応用したソフトウエアを開発した。今秋を目標に、高速連帳インクジェット印刷機Truepress Jet520 HD、Truepress Jet520NXへの順次搭載に向けた商品化を進める。

製本デジタルワークフロー運用 ◆あけぼの、MMJ

あけぼの(新潟市)とミューラー・マルティニジャパンは2月14日、新潟市のあけぼの印刷団地事業協同組合で記者会見を開き、製本加工用デジタルワークフロー「コネックスインフォ」の運用開始を発表した。同社は第一印刷所グループの製本会社で、中綴じ3ライン、無線綴じライン2ラインをはじめ、断裁機5台、折機11台などを設備している。今回、ミューラー・マルティニの最新の中綴じライン「プリメーラ」を導入。同社の中綴じライン「ブラボ」2ラインで、デジタルワークフローと連携し、タイムリーに生産情報を収集。効率的な稼動指示を実現した。

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