ものづくり補助金公募開始

小規模事業者の販促支援も

平成28年度補正予算「革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金」の公募が開始された。公募期限は平成29年1月17日まで。
支援内容は、『中小企業者等が第四次産業革命に向けてIoT・AI・ロボットを活用する革新的ものづくり・商業・サービス開発を支援』(補助上限:3,000万円、補助率:2/3)、『中小企業者等のうち経営力向上に資する革新的ものづくり・商業・サービス開発を支援』(補助上限:1,000万円、500万円、補助率:2/3)の2つを用意。雇用を増やし(維持)、5%以上の賃金引上げについては、補助上限を倍増。最低賃金引上げの影響を受ける場合は補助上限がさらに1.5倍(上記と併せ補助上限は3倍)になる。
また、平成28年度第2次補正予算では、小規模事業者を対象に、販促に係る費用を補助する。「小規模事業者持続化補助金〈一般型〉」の公募も開始した。例えば、ウェブサイト作成や更新、チラシ・DM・カタログの外注や発送、新聞・雑誌・インターネット広告、看板作成・設置、試供品、販促品(例:商品・サービスの宣伝広告が掲載されたポケットティッシュ等)を作成する際の補助が受けられる。
補助上限額は75万円以上の補助対象事業に50万円、75万円未満の場合、その3分の2の補助と少額だが、①従業員の賃金を引き上げる取り組み、②雇用を増加させる経営計画に基づく取り組み、③買物弱者対策に取り組む事業、④海外展開に取り組む事業については補助上限額が100万円となる。また、複数の小規模事業者が連携して取り組む共同事業の場合の補助上限額は500万円となる。
この補助金は自社での活用だけでなく、地域の小売店を顧客に申請の手伝いから企画、印刷まで一貫サポートする提案営業のツールとしての活用も考えられる。

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