業界の動き【2016年7月】

最低制限価格制度へ前進 ◆東政連

東京都印刷産業政治連盟は6月6日、東京都新宿区のハイアットリージェンシーで開いたプレス発表で、東京都財務局の印刷請負に係る最低制限価格制度について見解と経緯、今後の取り組みを明らかにした。東京都は、今年3月の都議会予算特別委員会で、印刷物入札の最低制限価格制度導入について、財務局の印刷物で試行する考えを示した。5月31日には試行の第一弾として「平成28年東京都基準地価格の印刷」で実施することを公表。試行案件は契約締結後、入札参加者にアンケートを実施するとともに、発注に係る事務手続きや入札参加者の状況等の観点から検証し、実効性のある制度設計を目指すとしている。

ひまわりプロジェクトに40名 ◆ジャグラ宮城

日本グラフィックサービス工業会宮城県支部は、5月28日、昨年に引き続き震災被災地にひまわりを植える「ひまわりプロジェクト2016」で、宮城県東松島市東名地区の震災慰霊碑脇に1,400本のひまわりの苗を植えた。参加者は、宮城県支部会員をはじめ協賛会社社員やその家族も含め40名。今回も東京グラフィックサービス工業会から菅野潔会長をはじめ7名が朝一番の新幹線で駆けつけ、ともにひまわりを植えた。

ジャグラ功労者表彰 ◆ジャグラ

6月25日、札幌パークホテルで開催されたジャグラ文化典北海道大会式典では、ジャグラの発展に貢献した功労者が表彰された。
【業界功労賞】▽岩田喜三郎氏(ふそう美術印刷/東京・城南支部)
【永年協力賞】▽稲満信二氏(イナミツ印刷/東京・港支部)▽落合信一氏(プロテックス/東京・城西支部)▽松枝俊行氏(国分工芸/東京・城南支部)▽谷村宣経氏(オリオン印刷社/東京・城南支部)▽加藤幸男氏(誠文堂/東京・城南支部)

熊本県支部に義援金 ◆ジャグラ

日本グラフィックサービス工業会は4月27日、中村耀副会長(当時)、沖敬三専務理事、事務局員の3名で熊本県を訪問し、熊本県支部に熊本県地震で被災した会員への義援金の一部を手渡した。当日、熊本県支部の髙光協三支部長、安武史朗前ジャグラ副会長の案内で被害の大きかった市内の会員企業を訪問した。

初代理事長に新井氏 ◆みらい企業年金基金

4月1日に厚生労働大臣の認可を受けた関東五県印刷工業厚生年金基金の後継基金「みらい企業年金基金」は5月17日、さいたま市の全電通埼玉会館で第一回代議員会を開き、初代理事長に新井正敏氏(アサヒコミュニケーションズ)を選任した。基金は100社、1,400人が加入してスタートした。

JP2016盛況に ◆JP産業展協会

JP産業展協会が主催する「JP 2016情報・印刷産業展」が6月23日から25日までの3日間、大阪市住之江区のインテックス大阪で開催された。テーマは「提案せな始まりまへんで!~印刷とスマホで築く豊かな生活環境~」。会場では展示会とセミナーで収益獲得を目指し、印刷ビジネスの付加価値向上を提案した。

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