ものづくり補助金応募開始

平成27年度補正予算で1020.5億円

平成27年度補正「ものづくり・商業・サービス新展開支援補助金」の公募が2月5日から始まった。締切は4月13日まで。
同補助金は、国内外のニーズに対応したサービスやものづくりの新事業を創出するため、革新的なサービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行う中小企業・小規模事業者の設備投資等を支援することを目的としている。
今回は、『革新的サービス・ものづくり開発支援』と『サービス・ものづくり高度生産性向上支援』の二つのカテゴリーで募集する。いずれも補助率は3分の2。
『革新的サービス・ものづくり開発支援』は、補助上限額1,000万円の一般型と、補助上限額500万円の小規模型を用意。一般型は、中小企業が行うサービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善に必要な設備投資等を支援する。複数社による共同事業の場合は、企業数に応じて補助上限額を引き上げる。小規模型は、小規模な額で行う革新的なサービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を支援する。
『サービス・ものづくり高度生産性向上支援』は、補助上限額3,000万円で、IoT等の技術を用いて生産性向上を図る設備投資等を支援する。
これまで行われたものづくり補助金同様、今回も行政の取り組みに沿った内容が主に加点対象となる。今回の加点条件は、「給与総額増の取組」と「TPP加盟国等への海外展開により海外市場の新たな獲得を目指す取組」の2つ。申請書にこの2点を盛り込むことで採択率が高まる。
この間、ものづくり補助金は印刷会社の設備投資を補助すると共に、業態変革や新規事業開拓のきっかけづくりに貢献してきた。今回も採択された企業は単に設備の入れ替えで利用するのではなく、これを新たな一歩を踏み出すきっかけにして頂きたい。

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