企業の動き【2016年1月】

デジタル印刷のXeikon買収 ◆フリントグループ

パッケージと印刷産業向けに印刷関連資材やソリューションを提供するFlintグループは11月20日、パッケージングやドキュメント印刷市場にデジタルソリューションを提供するXeikon(本社・オランダ)の買収を発表した。Xeikonは、ハイエンドのデジタルカラー印刷機「Xeikonシリーズ」の開発・設計から納入設置までを世界中の商業印刷、ラベル・パッケージング市場に提供している。Flintグループは新部門「Flint Group Digital Printing Solutions」を設置。Xeikonの先進的技術とサービスはその基盤となる。新部門ではFlintグループがもつ従来型印刷市場にデジタル印刷を活用した独自の新たな提案を行う。

アンテナショップSue's UNO ◆原多印刷

大阪市の原多印刷は12月1日、神戸市東灘区岡本にファッション事業のアンテナショップ「Sue's UNO」(スズーノ)をオープンした。スズーノブランドのアクセサリーや洋服、和紙を使ったオリジナルデザインのトレイや時計などファッション商品と原多印刷の高精細印刷の商品もアピールしている。アンテナショップは阪急神戸線岡本駅から徒歩1分の至便な場所にある。
所在地=神戸市東灘区岡本1-11-8甲南ライフ102号

生物多様性で保全池を整備 ◆凸版印刷

凸版印刷は、生物多様性の新しい取り組みとして、朝霞工場(埼玉県新座市)の敷地内に、地域の河川と同様の水辺環境を再現した保全池を整備した。希少種の魚や植物を保全し、地域の生物多様性保全に貢献するのが狙い。同社は2010年に「生物多様性に関する基本方針」を策定し、生物多様性の保全などの活動に取り組んでいる。保全池の整備にあたっては、公益財団法人埼玉県生態系保護協会の指導のもとに、生物が生息しやすいよう水辺環境に配慮した。

生産提携で基本合意 ◆共同印刷、日写

共同印刷と日本写真印刷は12月21日、日本写真印刷の子会社である日本写真印刷コミュニケーションズの出版印刷・商業印刷分野における生産と購買の最適化を企図した協業関係(生産提携)の構築で基本合意したことを発表した。平成28年4月以降、日本写真コミュニケーションズが東京地区で扱う印刷物の一部を共同印刷に生産委託する。

福島・宮城のうまいもの市場 ◆共同印刷

共同印刷は12月4日、東京都文京区の本社で東日本大震災の復興支援として、福島県と宮城県の特産品を販売する企業マルシェ「うまいもの市場」を開催した。同マルシェは、東日本大震災で被災し、今も原発事故による風評被害を受ける福島県を支援しようと、2011年に初開催したもの。前回から宮城県が加わり、5回目の今回も、福島・宮城両県の店舗を迎えての開催となった。

新規顧客獲得の新サービス ◆モトヤ、ウイズ

モトヤとウイズは印刷物の付加価値として、新規顧客獲得に絶大な効果を発揮していた「Junaio」の新サービスをリリースすることを発表した。新サービスは2015年12月15日に終了するJunaioユーザーに対応するARプラットフォーム構築システム。ウイズは「CARM」のARプラットフォーム「FIL」を発売、早くも予約待ちの状況となっている。クロスメディアソリューションを実現する「FIL」「CARM」は、全国ですでに100社を超える導入企業を持つ。ウイズはパートナーシップを結ぶ企業に対し、営業同行、企画立案、クロージングまで一連の営業・企画サポートを行っている。

琴音 愛トランプの第2弾 ◆モトヤ

モトヤは、今春に制作した「琴音 愛トランプ」に続き、エスクリエイト(静岡市清水区)と田中紙工(東京都板橋区)とのコラボレーションで「琴音 愛トランプパート2」を制作した。「琴音 愛(ことね あい)」は、印刷各社の「困りごと」を「儲かること」に変えるモトヤの「コト売り」のイメージキャラクターとして、一昨年誕生した。モトヤが勧める商品や地域のブランディング支援事業「もえしょくプロジェクト」で創生されたキャラクターによるビジネス展開の実例として、モトヤの広告やポスター、ノベルティなどの「意匠」として採用されているほか、モトヤ人材派遣事業のイメージソング「Advance」、AR(CARM)のマーカーとして活躍している。

売上3億円増の126億円 ◆モリサワ

モリサワは、12月8日、東京都千代田区のホテルグランドパレスで記者会見を開き、2015年度の業績および今後の重点市場と重点事業、海外展開を明らかにした。発表によると2015年2月期の売上高は126億1,300万円となり、前年比3億円増を達成。2016年度も引き続き好調を維持し、森澤彰彦社長は「モリサワが提供するソリューションがお客様に支持されている」と説明した。今期はメディアシフトによる情報配信が多様化する市場の変化、クラウド技術サービスの増加、新たな付加価値の提供を重点事業として推進。新規市場としてクラウドフォントサービス「TypeSquare」、多言語対応電子配信ツールの「MCCatalog+」、クラウド組版ソリューション「MC- Cloud」(未発表)、台湾、韓国、米国の海外OEMビジネス市場を開拓する。

事業継承と次世代育成を支援 ◆プリプレス・センター

プリプレス・センターの100%子会社であるDMC(札幌市中央区)はこのほど、印刷業界向けの事業承継と次世代育成の事業を開始した。事業承継事業は、印刷業の事業承継の支援、企業価値の査定から手続きのサポート、適切なパートナー探し、関連セミナーを行う。次世代育成事業では、印刷関連の事業承継と生きる道をテーマに、東京、大阪、福岡の3つの会場で今年1月から3月にかけて「印刷業の次世代生き残りセミナー」を開催する。また、印刷関連業の経営に携わる後継者や管理職を対象に、正確な将来を予測しながら事業発展について学ぶ「印刷未来塾」を2月から開講する。同社の藤田靖社長は印刷業界が抱える課題として、①後継者不足、②誤った印刷未来予測、③人材採用および育成不足を挙げている。

銀座6丁目再開発で囲いを装飾 ◆ミマキ

ミマキエンジニアリングは、「銀座六丁目10地区第一種市街地再開発事業」で、コシノジュンコ氏がデザインした工事期間中の仮囲い装飾を同社インクジェットプリンタ「JV300-130」で出力した。今回の「工事期間中の仮囲い装飾」ではオリコム、銀座六丁目10地区市街地再開発組合およびG6リテールマネジメントが総合演出を行い、日本政府観光協会(JNTO)と連携。日本を代表する銀座を舞台に、この街から「日本の美」を表現するとともに、銀座の街情報や今後整備されていく施設概要等を、主に訪日観光旅行者に向けて発信する。

印刷会社と提携、同人誌を受注 ◆ピクシブ

ピクシブ(東京都渋谷区)は、Web上でオリジナルのマグカップやTシャツなどのグッズやポスターが作れる「pixivFACTORY(ピクシブファクトリー)」で、同人誌印刷サービス「pixivFACTORY BOOKS」を開始した。新サービスは、即売会などのイベントで同人誌を頒布したい人や試しに少部数でつくりたい人が、同人誌を手軽に印刷できるもの。サイトに画像データをアップロードすると、プレビュー機能で実際の仕上がりを確認しながら入稿できるため、安心して利用できる。同社は、サングループ、サンライズ、しまや出版、大陽出版、日光企画、ねこのしっぽ、PICO、緑陽社といった印刷会社8社(五十音順)と提携。ユーザーはつくりたい同人誌に最適な印刷・製本プランを選択できる。少部数から大部数まで、pixivFACTORY限定のプランも用意されている。印刷・製本プランの選択肢は今後も順次増強予定。箔押しや角丸といった人気のオプションや、初心者でも始めやすい1冊から製本できるプランなど、さまざまな要望に対応していく。

真田幸村イメージのスマホ袋 ◆協和

和歌山県海南市の協和は、2016年にNHKで放送される大河ドラマ『真田丸』ゆかりの地である和歌山から、真田幸村(信繁)をイメージした【世界に一つだけのスマホ袋】を販売する。2016年1月12日よりサイバーエージェントが運営するクラウドファンディングの"Makuake(マクアケ)"で予約を受け付ける。2016年1月12日~2月26日までMakuakeでプロジェクトを公開し、2016年3月からは公式サイトで販売する。サイズは縦290×横185×幅60㎜。

デジタルくじサービスを開始 ◆小松総合印刷

バリアブル印刷、圧着DMからデジタルコンテンツまでを総合的に提供する長野県伊那市の小松総合印刷はこのほどDMなどの顧客リストと連動したデジタルくじサービス「デジくじ」を発表した。紙とデジタルをより密接につなぐツールとしてQRコードを入り口とし、DMなどの顧客情報と紐づいて様々なマーケティング活動に利用できる。デジくじは、スマートフォンで読み取ることにより抽選ができるデジタルコンテンツ。DMの宛名リストと紐付いた個別QRコードが発行され、いつ・誰がくじを引いたかがリアルタイムに確認できる。既存ユーザーへ贈るプレゼントキャンペーンなどでの利用をはじめ、新規登録フォームを用意。メールアドレスや新規顧客情報の取得の要望にも応える。マーケティングオートメーションサービス「DMA」との組み合わせで、強力なキャンペーンツールとしても利用できる。

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