2015年は家計の負担を実感した年

主婦の意識アンケートで市場環境を調査

凸版印刷の電子チラシサービス「Shufoo!」では、主婦の意識調査を行っている。それによると、2015年は、食品や日用品の値上げが家計に大きく影響し、7割が負担を実感し、2016年に向けた節約志向が高まる結果となった。また、主婦の関心を集めたものは、マイナンバーに関するニュースが最も多かった。
2015年の主婦の家計についての質問では、年明けから食品関連の価格改定が相次ぎ、70.6%の主婦が「食品や日用品の値上げの影響で家計に負担を感じた」と回答している。また2015年の家計については、「例年と変わらない」とした人が44.7%いた一方、44.3%が「例年に比べて家計に余裕がなかった」と回答しており、2015年は主婦にとって苦しい年であったことが伺える内容だった。
家計で抑えた費用については、1位が「外食費」、2位が「食費」、3位が「被服費」であり、4位に「電気、ガス、水道などの光熱費」という順序だった。特に「食費」に関しては、「まとめ買い」や、「ポイントカードの活用」「チラシや電子チラシによる特売品の購入」「節約レシピを実践する」「クーポンを活用する」などの意見が上位を占め、節約術で家計をやりくりする姿が見える。
2016年の家事に対する意気込みを聞いてみると、「家事を今年より熱心に取り組みたい」という回答が61.1%に上った。節約に対しての意気込みでは、「今年より熱心に節約に取り組みたい」という意見が75.0%あるなど、節約や家事のやりくりに対する積極的な姿勢が表れる結果となった。
2015年に気になったニュースについては、「マイナンバー」が最も多く、2位は「ラグビー日本代表の歴史的勝利」、3位が「世界各国で起こるテロ」、4位は「相次ぐ食品や日用品の値上げ」、5位は「マンション傾斜」と続いた。

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