Mac OS X El Capitanを発表

パフォーマンスが向上した新ヴァージョン登場

Apple社は、マッキントッシュのエクスペリエンスをさらに洗練させ、システムのパフォーマンスをいっそう向上させるOSの新バージョンとなる、OS X El Capitan(オーエステン・エルキャピタン。以下、El Capitan)を発表している。
El Capitanは、昨年リリースしたOS X Yosemiteをベースに、ウインドウ管理、内蔵アプリケーション、Spotlight検索にさらなる改良をほどこし、アプリケーションの起動からメールアクセスといった日常的な操作を、より迅速に、レスポンスよくこなせるように改善されている。
Apple社の画期的なグラフィックテクノロジーであるMetalが組み込まれ、システムを通してパフォーマンス向上がもたらされるようになるほか、ゲームやプロ向けのアプリケーションではMacが搭載するグラフィックプロセッサからフルパワーを引き出せるようになる。
すでに、使い勝手や操作が改善されており、あらゆるパフォーマンスが向上しているという評価も寄せられている。海外メーカーの製品では難点だった日本語対応についても見直されており、日本語入力も改善。語彙数も増え、言語エンジンも改良している。またひらがなを入力するのとほぼ同時に変換してくれるため、その都度スペースバーを押す必要もなくなる。なお、「クレー」「筑紫A丸ゴシック」「筑紫B丸ゴシック」「游明朝体+36ポかな」という4つの新しい日本語フォントが追加される。
Mac全体のシステムパフォーマンスの向上で、日常的な作業の多くが迅速にレスポンスよくこなせるようになるほか、多言語対応も強化。新しい中国語システムフォントは、読みやすいように美しくデザインされた5万もの字体を備え、繁体字と簡体字の両方に対応している。

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