フォトビジネスが活発化

保存写真をいかに出力させるか

写真を取り巻く「フォトビジネス」の動きが活発化している。
富士フイルムはデジタルカメラやスマートフォン、パソコンに保管されている沢山の画像などを簡単に取り込み、独自の画像解析ソフトで自動的にカテゴリーごとに整理して保管するデジタルフォトアルバム「Wonder Photo Box(ワンダーフォトボックス)」を発売する。
保管された画像は、テレビ画面やタブレット端末、スマホなどを通して閲覧できる。取り込まれた画像は、撮影日ごと、撮影場所ごとに自動で振り分けられる。同社の画像解析技術で画像を解析し、人物・料理・ペット・風景などのカテゴリーにも自動的に分類。保管画像からフォトブックのレイアウトを簡単に作成する機能も搭載されている。
キヤノンマーケティングジャパンはオンライン型のフォトブックサービス「PHOTOPRESSO」で作成した作品を販売できる「オンザマーケット」を開始。これにより、登録料や手数料など出品に関わる費用を一切かけることなく、出品者自身が自分のフォトブック作品の販売価格を自由に決めて販売し、売れた分だけロイヤリティを受け取れる。
キタムラは全国900店舗に快適な環境で「フォトブックなどの写真が作れる「Photo+(フォトプラス)」コーナーを導入する。店頭でのフォトブック作成には最短でも30分、考えながら作成すると1時間程度の時間がかかるという。その時間を快適に過ごし、写真作りそのものを楽しむ空間作りが必要として、コーナーを設置した。
スマートフォンの普及で写真を撮影する個人の機会が確実に増えている。しかし、出力される写真は少ない。デバイスに保存されている写真をいかに引き出してビジネスにしていくか。各社様々なアイデアを絞っているようだ。

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