大学メディアも立地によって効果異なる

大学キャンパス向けメディア活用ノウハウ公開

大学の構内や周辺、サークルなどの大学コミュニティに特化した広告事業を行っているユーキャンパスは、学内で活用されているキャンパスメディアでのメディア効果について公開している。これは、新生活シーズンを迎えたプロモーション需要の高まりにあわせて、同社がこれまで蓄積してきたノウハウや実績をホームページ上で紹介しているもの。
公開している内容は、「大学内メディアMAP」や「実績紹介」など。「大学メディアMAP」(http://www.youcanpass.net/mediamap/)は、全国約480校700キャンパスで撮り溜めた約3,500枚の施設写真を公開。キャンパス内でどんなメディアが活用されているか紹介している。そこから、立地条件や特性にあわせて、どのようなプロモーション方法がとれるのかをキャンパスごとに700通り提案している。
例えば中央大学の多摩キャンパスの場合、山の上の立地で敷地が広大なため、学生が大学周辺の商業施設を利用できない。そこで大学生協など学内の厚生施設を利用する頻度が高く、購買部でのキャンペーンが効果的であると提案している。キャンパス立地によってメディアの学生のメディア依存度や利用価値が異なっていることがわかる。同サイトでは、全キャンパスで「近所の美容院から集約の相談を受けた場合」を想定した、ノウハウも公開している。
「実績紹介」(http://www.youcanpass.net/business/)では、プロモーション事例330例、1,600枚の実績写真を公開。具体的な企業名などは伏せてあるが、学食トイレ広告に掲載して旅行申込みが150%増えたなどの成功例のほか、留学を斡旋している会社では書店内のポスターに埋もれて成果がなかったといった失敗例も紹介している。キャンパスというエリアだけでも場所や学生によってメディアとの関わりが異なっているようだ。

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