Apple Watchが市場を広げるか

フィットネス機能やiPhoneとの連携も

4月24日、米国のアップルは、ウェアラブルデバイス「Apple Watch」の出荷を開始した。4月10日から先行予約を始めており、日本、オーストラリア、カナダ、中国、フランス、ドイツ、香港、英国、米国のApple Store®またはパリのギャラリーラファイエット、東京の伊勢丹、ロンドンのSelfridges、日本および中国の一部の取扱販売店でApple Watchを手に取る顧客が見られた。
Apple Watchは時計型のウェアラブルデバイス。好みやスタイルに最もあったサイズ、仕上げ、バンドのモデルを選択でき、Apple Watch Demoで様々な文字盤を実際に見ながら編集できるとともに、Apple Watchの健康とフィットネス機能、Digital Touch、Siri、Apple Payなど多くの特長を持つ。
機種は3種類。価格は4万円台から200万円以上と幅広い。通常の時計としての機能のほか、身につけて即座にコミュニケーションできるデバイスで、心拍数や血圧、体温を測り、健康とフィットネスにも役に立てることができる。iPhoneと連携して通話したり、一目で情報を見たり、手首で使うために特別にデザインされたサードパーティー製のアプリケーションを利用することも可能だ。
Apple Watchには、画面を遮ることなく、流れるようにスクロール、ズーム、ナビゲートすることを可能にするDigital Crownを含む革新的なテクノロジーを搭載。感圧タッチ対応のRetinaディスプレイは、タップとプレスの違いを感知し、関連するコントロールに素早く、簡単にアクセスする。
注目されるウェアラブルデバイス。調査会社のMM総研によると国内の2014年の市場規模は111万台だが、2020年に604万台に急成長すると予測されている。Apple社の参入で一気に市場が拡大するのか注目されるところである。

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