"書籍"の枠を超えた電子書籍を利用する方法

ハンバーグ普及ツールとして特別なレシピを無料配信

一般社団法人日本ハンバーグ協会は、家庭で楽しむハンバーグのさらなる普及を目指して『アイデア満載! しあわせハンバーグ9レシピ』をAll Aboutの電子書籍として無料配信している(http://bcck.jp/store/allaboutbooks)。このレシピには、ハンバーグ研究家の榎本稔氏と同協会がコラボレーションした3つのレシピ、知識・経験をシェアするユーザー投稿サイト「Good Answers」と共に行ったハンバーグレシピ投稿キャンペーンから選出した6つのレシピがまとめられている。
日本にハンバーグ協会があることも驚きだが、確かにハンバーグを嫌いという人はあまり見かけない。同協会が2014年9月に実施したハンバーグに関する意識調査アンケートによると、ハンバーグが食べたくなるタイミングについては、「いつでも食べたくなる」が81.3%、「良いことがあったときにハンバーグを食べたくなる」は22.9%だった。ハンバーグにまつわるエピソードも家族団欒の思い出やおふくろの味など、幸せな食卓の記憶と共に存在していることが伺え、"しあわせメニュー"として定着していることが垣間見えると、報告されている。
料理レシピは、インターネット上で多くの情報が配信されているということもあり、電子書籍の市場では伸びが期待できないジャンルといわれている。しかし膨大な情報量の中から、根拠のある情報をまとめ、気軽に閲覧できる電子書籍というスタイルで配信することで利用価値を高めており、紹介されているレシピも、"塩レモンとアボガドのてりやきハンバーグ"や"どでかいリングハンバーグかつ"など、定番メニューをワンラク上げる内容をチョイスしてコンテンツ力を上げている。"ハンバーグの普及"という明確な目的のもと、電子書籍をうまく利用している事例といえる。

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