実践通し働き方の変革を提案

新ワークスタイルで生産性を向上

コニカミノルタビジネスソリューションズは11月11、12日の両日、8月18日に移転した東京都港区芝浦の新本社オフィスで、「コニカミノルタbizhubフェア2014 in TOKYO」を開催し、「ワークスタイルデザインカンパニー」のビジョンに基づく、同社の「働き方変革プロジェクト」の実践を披露した。
新オフィスは浜松町ビルディングの2フロア、1,600坪。「トリプル1プロジェクト~CS №1 ES №1みんなが№1」を立ち上げ、社員参加型で①統合文書管理の導入、②モバイルワークとフリーオフィスの融合、③Liveオフィスの実現、④オールKMによるお客様対応の実現を目指し、今年1月からレイアウトや運営方針を検討してきた。社員から挙げられた施策が合計602。そこから25の目標に落とし込んだ。
フロアでは場所に縛られず、社内のどこにいても同様の情報にアクセスできる無線LAN環境を構築。本社で働く約1,000人の社員に対し、オフィスの座席は全700席。25階の北側オフィスは214席、400坪あるが、コミュニケーションを円滑化するために柱や壁は設けず、自分の席も決まっていない。また、デスクをジグザグに配置して偶発的な社員のコミュニケーションを喚起。1人当たりの坪数を減らしつつ、効率の高い働き方を指向した。
キャビネットの台数は500台から200台までに減少。紙文書も880fmから264fmまで70%の削減に成功した。さらに会議室の効率活用をめざし、空予約の防止や社内外で確認・予約ができるシステムを構築した。
同社では顧客に実際の自社の働き方の変革を見せる「Liveオフィス」としてオフィス見学をツアー化しており、今後もさらなる変革を進め、顧客企業に「働き方変革」を提案していく。

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