Wi-Fi活かした事業者向けO2Oサービス開始

よりタイムリーなマーケティングへ

NTT東日本はO2Oサービス市場の拡大を受けて、飲食業・小売業等に向けにWi-Fiを活用したアプリケーションサービス「O2Oクラウドサービス」の提供を開始した。O2O(オンライン・ツー・オフライン)とは、インターネット上のメディアからの情報により、店舗・施設等への集客や購買活動を促すというもの。
新サービスは、事業者のスマートフォンやタブレット端末向けアプリケーションと連携させることで、ユーザーは特定のWi-Fiアクセスポイントへの自動接続が可能になり、来店者へのクーポン発行やレコメンド情報等の表示などができるほか、Wi-Fiアクセスポイントに接続するユーザーの事前登録情報の収集等も可能になる。スマートフォンやタブレット端末等から様々な店舗情報を配信することで、来店者の購買率やリピート率の向上等に寄与する。
現在、スマートフォンの普及率は5割を超えたといわれており(内閣府調べ)、モバイル端末向けアプリを活用した誘客や購買促進に繋げる取組みが注目されつつある。
NTT東日本では今回のサービスを始めるにあたって、2013年8月から箱根で観光地O2Oモデルのトライアルも実施。その知見を活かしたもので、飲食業・小売業の店舗等への誘客、店舗間の周遊、来店後の購買を促進する新たなビジネスの創造に寄与するものとして期待されている。
同サービスは、店舗内にすでにWi-Fiアクセスポイントを設置している店舗では、すぐにもO2Oの仕組みを構築できる。来店者のスマートフォンにおすすめ商品情報を表示したり、退店時に次回の来店時に利用できるクーポンの表示などができる。タイミングや場所、属性情報を踏まえたメッセージ表示をすることで、"今だけ・ここだけ・あなただけ"のOne to Oneマーケティングが実現する。

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