東京・経堂農大通り商店街

外国人観光客向けに店舗情報を36言語でスマホ配信

東京・世田谷の経堂農大通り商店街振興組合が11月から来店客のスマートフォンに商店やサービスに関する新しいサービスを始める。専用アプリを取り込んだスマホに商店の情報を自動配信するもので、英語や中国語、韓国語、タイ語など36か国の言語に対応する。このサービスは地域住民に向けた情報発信と、そこに住む外国人の方や訪日観光客に向けて日本の日常生活を体験したい外国人観光客向けた「町おこし」の情報サービスとして注目を集めている。
経堂農大通り商店街はホームページを作成。積極的に商店街のアピールを進め、ホームページはスマートフォンにも対応している。アプリックスIPホールディングス株式会社(東京都新宿区、以下アプリックス)からも商店街のホームページのコンテンツとアプリックスのBeacon(地上無線局)、自動翻訳により36か国語でコンテンツの表示ができるアプリ「hubea」が提供され、ホームページで多言語対応を行わなくてもメニューや注文方法を表示することが可能となった。
経堂農大通り商店街は中国・韓国など外国の方の居住者が増えていた。観光協会、自治体などが今後オリンピックに向けて増えていく訪日観光客を積極的に呼び込み、あらゆる国からの訪問者に利便性の高いサービスを提供するビジネスモデルとする。
アプリックスは、東証マザーに上場、組み込みソフトの研究・開発会社。コミック出版会社、子供向け絵本出版のほるぷ出版などをグループ会社に持つ。10月8日の「CEATEC JAPAN 2014」の講演では「Beaconを使った来日観光客向け社会インフラ」と題し、経堂農大通り商店街の事例を説明した。経堂農大通り商店街公式サイト:http://www.nodaistreet.com/、経堂農大通り商店街Beacon紹介サイト:http://kyodomatsuri.com/

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