申込み手続きのペーパーレス化へ

「生保かんたんモード」導入で

三井住友海上あいおい生命保険では、2015年5月から、申込みのペーパーレス(電子化)手続き「生保かんたんモード」の取り扱いを開始する。同社では2012年度から、進化しているIT技術や商慣行の現状などをふまえ、顧客の利便性と業務品質の向上を目指した「募集プロセス改革」として、申込み手続きの改革を行っている。今回はその一端として取り入れられるもの。
「生保かんたんモード」の採用が対象としているのは、個人契約の告知書扱契約。WindowsPC・タブレット及びiOS(iPad)、Android(GALAXYTab等)で利用される。利用によってペーパーレスによる適切・的確・簡便な手続きが実現し、正確で簡単な告知の実現と、わかりやすく識別性の高いサイト設計が可能になるとしている。
申込み手続きを電子化することで申込みの手順が標準化され、募集人の手順説明も均質化し、入力項目のチェック機能もあり、記入漏れなどの不備の発生をなくすことも可能。人ならではの申し込み手続きのミスの減少でスムーズな申し込みが実現する。口座振替扱の申し込み手続きについては、金融機関による口座確認までインターネット端末上で完結できる。病名や薬剤名、医療機関名などの検索機能でのサポートや、告知の際の傷病に対する情報を質問形式で表示して告知不十分となることを抑止するといった機能もある。
これまで保険の申し込みには複数種類の書類へ著名が必要であったり、記入漏れや記入ミスがあればその都度、やり取りする必要があった。タブレット端末を利用することで、記入漏れや申告漏れなどを防ぐことができれば、保険の募集人、いわゆる生命保険会社の営業担当者にとっても煩雑だった作業が一元管理され、申し込む側にとっても簡便になることが期待される。

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