3Dプリンターは新ビジネスになるのか

印刷会社の参入が始まる

3Dプリンターが注目を集めている。印刷業界でも新たなビジネスを生み出す技術として早速取り組む企業が出てきた。
今年6月に開催された写真関連のイベント、PHOTONEXTでは、フォトブックに力を入れている東京の錦明印刷が写真関連サービスの一環として3Dプリンターによるサービス開始を発表した。サービス内容、対象、価格等はイベントの手応えを得てから検討するとのことだが、多くの来場者の関心を集めていた。また、東京リスマチックも3Dプリンターによる出力サービスを開始。販促ツール、ノベルティーの制作を提案している。
その3Dプリンターとはどういった技術なのか。コンピュータ上で作った3Dデータを設計図として、断面形状を積層していくことで立体物を作成するもので、①液状樹脂に紫外線などを照射し少しずつ硬化させていく、②熱で融解した樹脂を少しずつ積み重ねていく、③粉末の樹脂に接着剤を吹きつけていく、などの方法があり、カラーの造形物の制作も可能である。もともと、製造業をはじめ、建築、医療、教育、先端研究で、主に試作品の制作で利用されてきたが、近年、数万円から数十万円の機器が登場し、急速に低価格化が進んだため、普及が加速している。米国では製造業復活のカギとしてオバマ政権の後押しを受けるなど、新たなビジネスを創出する技術として期待されている。
3Dプリンターは2次元を扱ってきた印刷業界の新たなビジネスになり得るのか、今後も注目していきたい。

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