立命館小学校が日本マイクロソフトと協業

4・5年生にタブレット採用、21世紀型スキル取得を支援

立命館小学校(京都市北区)は2013年11月から4・5年生にマイクロソフト製タブレットの「Surface」を1人1台使用した教育を行う。
立命館小学校によると、Surface導入を決定した理由はSurfaceがMicrosoft Officeを搭載していること。ビジネスや学術研究の場においてMicrosoft Officeが主に活用されていることから、ICT教育の基礎・基本がMicrosoft Officeの活用であると考えたという。次にキーボードやマウス等、多様な文字入力の形態が可能であること。音声入力等の文字入力の方法が検討されているが、文章を書くために当面はキーボード入力が必要になると考え、Surfaceはキーボードやマウスなど、学習内容に応じた入力方法を選択することも可能としている。
同校ではデジタル教材を使用しており、これまでのICT教育ではパワーポイントを使用したデジタル教材を作成し、これらの教材も使用できる相乗効果も狙っている。タブレットは薄くて、軽いことから子ども達の持ち運びに便利なこと、約10時間の連続使用ができることも理由の一つとしてあげている。
学習内容は、Microsoft Officeの基礎的なスキルの習得を優先して行う。ローマ字を習得し終わった4年生からタッチタイピングの練習を行い、Wordを活用した作文・英作文の作成、PowerPointを活用したプレゼンテーション技能の習得、Excelを活用したデータ処理等のスキルを学ぶ。
日本マイクロソフトでは、学校教育分野で学習者向けの端末配備、先生のスキルアップのサポート、教育機関向けのクラウド基盤の無償提供、WIC協議会や体験型21世紀型教室に取り組んでいる。立命館小学校とはマイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)資格の取得支援、校内プレゼンテーションコンテストの実施などで協力を予定している。

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