企業の動き【2013年10月】

PRINT13でデジタル製本機 ◆ミューラー・マルティニ

ミューラー・マルティニは、米国・シカゴで開催されるPRINT13に出展した。テーマは「失敗しない設備投資、変化への備え」。今後も変化する将来ニーズに対し、最新のマシンに共通する「モジュール設計」思想で対応するというコンセプトを紹介し、プレスト2・デジタル中綴じシステムやソリット三方断裁機のデジタル印刷対応の後加工機器を出展した。

PRINTはインクジェット中心に ◆富士フイルム

富士フイルムは、米国・シカゴで開催の「PRINT13」で、高品質の枚葉・輪転インクジェットデジタル印刷機などを出展した。会場ではワークフローシステム、高生産性と高画質を特徴とするワイドフォーマットインクジェットプレス、多彩なワイドフォーマットメディアのラインアップ、商業印刷および新聞印刷向けの刷版技術Brilliaシリーズ、新たに加わったラベル・パッケージ向けソリューションを紹介した。

インクジェット枚葉機を出展 ◆コニカミノルタ・KOMORI

コニカミノルタの米国子会社であるコニカミノルタビジネスソリューションズUSA社と小森コーポレーションの米国子会社であるコモリコーポレーション社は、米国シカゴで開催されたPRINT13のコニカミノルタブースに、インクジェット印刷機「KM-1」(KOMORIブランドはInpremia IS29)を技術展示した。KM-1はコニカミノルタと小森コーポレーションが共同開発中のインクジェット印刷機。最大29インチサイズまでの印刷用紙に対応したフルカラーUVインクジェットデジタル印刷機となる。片面で毎時3,300枚、両面で毎時1,650枚の高速出力が可能で、商業印刷に最適。用紙サイズは最大23インチ×29インチ。

経営再建が完了 ◆コダック

イーストマン・コダック社はこのほど、ニューヨーク州南部地区連邦破産裁判所に提出した再建計画が承認されたことを受け、米連邦破産法第11章(チャプター11)の適用から脱却することを発表した。
同社は、パーソナライズドイメージングおよびドキュメントイメージング両事業のコダック年金プラン(KPP)への売却も含めて、チャプター11による組織再編の最終段階を完了。このほか6億9,500万ドルの再生融資契約を無事に締結した。

国内プロダクション事業を再編 ◆リコー

リコーは、日本国内のプロダクションプリンターの販売機能を見直し、再編することを決定した。今回の再編により、11月1日から、リコープロダクションプリントソリューションズ・ジャパンで展開するプロダクションプリンター、関連、サプライ、ソフトウェアの各商品の販売、運用、保守サービスに関する事業の一部をリコージャパンに移管する。リコープロダクションプリントソリューションズ・ジャパンと顧客との間で締結している契約は、リコージャパンに承継され、今後リコージャパンが顧客の窓口となる。

POP広告制作システムを販売 ◆キヤノンMJ

キヤノンマーケティングジャパンでは、同社のPOP広告制作システム「ポップエース」とキヤノン製レーザープリンター、消耗品、保守サービスなどを組み合わせて「POP作成システム」としてキャノンマーケティングジャパンの直販部門やグループ企業、全国の販売パートナーを通じて販売していくと発表した。「POP印刷システム」を導入すれば、本部で作成してサーバーに蓄積したPOPデータを各店舗に配備されたレーザープリンターから印刷したり、店舗で個別に作成したPOPデータを本部と共有しながら印刷したりすることができる。

福岡でメンテナンスセミナー ◆ミューラー・マルティニ

ミューラー・マルティニジャパンはさきごろ福岡県博多区のリファレンス博多駅東ビル貸会議室で、「中綴じ機メンテナンスセミナー」を開催した。福岡で初開催となった「中綴じ機メンテナンスセミナー」には定員を超える51名が参加。同社の宮﨑靖好社長が「ユーザー保全の勧め」を演題に、生産機械におけるメンテナンスの必要性などをについて解説。

各社ワークフローに接続 ◆コニカミノルタ

コニカミノルタの情報機器製品で、商業印刷市場や企業内印刷市場などプロダクションプリント分野から高い評価を得ている「bizhub PRESS」シリーズが、コニカミノルタ独自のプリンターコントローラーを経由してCTPワークフローRIPと直接連携する。今回連携するのは大日本スクリーンのEQUIOS、コダックのPrinergy、アグフアの:Apogee。印刷現場で使用されているCTPワークフローRIPを核として、印刷業界標準フォームのJDF/JMFを用いた処理工程の中で、デジタル印刷とオフセット印刷の出力を制御できる。

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