業界の動き【2013年10月】

印刷の月で式典盛大に ◆日印産連

一般社団法人日本印刷産業連合会は9月18日、「9月 印刷の月」月間に併せてホテルニューオータニで記念式典、講演会、懇親会を開催した。記念講演会では、東京大学大学院教授で言語脳科学者の酒井邦嘉氏を講師に迎え、女優で脚本家、作家としても著名で造本装幀コンクール審査委員を務める中江有里さんが聞き手となって、「脳科学から印刷メディアを考える」を演題に講演した。記念式典では、印刷産業の発展、振興に貢献した業界人を表彰する日印産連表彰の授賞式と印刷産業環境優良工場表彰の表彰式が行われた。

環境優良工場の受賞者決定 ◆日印産連

印刷業界の環境問題に対する取り組みを促進するとともに、印刷工場の環境改善及び印刷企業に対する社会の一層の支持、理解の獲得を目的とする日本印刷産業連合会の第12回印刷産業環境優良工場の表彰者が決定した。最優秀賞の経済産業大臣賞はウエマツ(全印工連)が受賞。今回は、前回を6工場上回る60工場が応募。過去応募・受賞工場並びにISO14001認証取得、GP認定取得工場の評価が総合的に高かった。また今回の審査では、労働衛生管理に関わる視点の評価にも重点をおいた。全体的に省エネや太陽光発電等のハード面の取組みは充実してきているが、各改善活動の従業員を巻き込んだ取り組み、環境マネジメントの定着等のソフト面で、各工場間の開きが顕著であった。

全印健保が60周年 ◆全印健保

全国印刷工業健康保険組合(笠井康弘理事長)はこのほど、設立60周年を記念して、機関誌「印刷けんぽ・全国版」で特集を掲載し、60年の歩みを振り返った。全印健保は昭和28年に東京都印刷健康保険組合として設立した。昭和33年には加入事業所を全国に広げ、全国組織として「全国印刷工業健康保険組合」に名称を変更。現在の組合へと発展してきた。

一般社団設立を祝う ◆新宿区関連協

今年4月から一般社団法人として活動をスタートした一般社団法人新宿区印刷・製本関連団体協議会は、社団法人設立記念パーティーとセミナーを8月20日、横浜で開催した。セミナーは、横浜みなとみらいセンタービル内にある富士ゼロックスお客様価値創造センターを会場に、「特殊マテリアル+PODで効果抜群の販促を」をテーマにしたセミナーが行われ、多様な印刷素材を使った効果的な印刷物の制作事例と、提案のヒントについて解説。セミナー終了後は、お客様価値創造センターを見学した。

年賀状コンテストの入賞作発表 ◆ジャグラ

日本グラフィックサービス工業会は、9月1日、今年5月から募集していた「2014年午年・年賀状デザインコンテスト」の入賞作品54点を発表した。最高賞のジャグラ会長賞にはカラー部門で東京・城南支部のグッドクロスが、モノクロ部門で新潟県支部のエンジュが選ばれた。同コンテンストは会員から募集した年賀状デザインから入賞作品をまとめて年賀状商戦用の「年賀状パンフレット&年賀状データ」を作成し、会員限定で無料使用できるようにするもの。8月22日、ジャグラ会館で審査会を実施し、入選作品を決定した。ジャグラ会員は無料でジャグラホームページから入賞作品をダウンロードし、自社の年賀状印刷サービスとして販売できる。

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